PFUのスキャナ ScanSnap iX1500 をレビュー

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こんにちは、龍です。

「日々たまっていく書類をなんとかして整理したい」
「このまえ受け取った書類って、どこに置いたっけ。すぐに見つけられたらいいのに」
「出先で確認したい書類があるけど、家に置いてきちゃった。持って出かけるのは重いしかさばる」


この記事はそんな方に向けて書いています。

私は日々大量の書類や文書を扱っていますので、書類の整理には誰よりも気を遣っていると自負しています。
そんな私が愛用しているScanSnap iX1500というドキュメントスキャナーを紹介します。
(2021年1月22日から、後継機のiX1600が発売されました。スペックは向上していますが、使用感は変わらないと思います。)

ScanSnap iX1500は、PFUというメーカーから発売されているドキュメントスキャナーのフラッグシップモデルです。
一番高性能なモデルだけあって、販売価格は高価ですが、金額だけの価値はあります。

日々大量の書類を扱う者ならではの視点で、口コミサイトには書かれていないようなことも紹介できればと思います。

あなたの机が書類の山に埋もれないための一助となれば幸いです。

iX1500はスキャンするまでの心理的ハードルが低い

「ドキュメントスキャナーは便利そうだけども、ついつい使わなくなってしまうかもしれない。」

そんな懸念をお持ちの方も多いでしょう。
iX1500は4~5万円もする製品なので、使わなくなったらどうしようと不安で、購入に踏み切れない人も、きっといるはず。

スキャンするまでに、iX1500が置いてあるパソコンの近くまで行って、iX1500の電源とパソコンを付けて、パソコンにログインして・・・
そんな面倒な手順を踏んでたら、使わなくなるのも無理はありません。

iX1500は、初期設定が必要ですが、設定してしまえばスキャンするまでの心理的ハードルはぐっと下がります。
心理的ハードルを下げている要素は次の3つです。

  1. 置き場所を選ばない
  2. パソコンを立ち上げる必要がない
  3. ファイル名や保存先を入力する必要がない

置き場所を選ばない

iX1500はWi-Fiを内蔵しているので、Wi-Fiルーターに接続できます。
そのWi-Fiルーターにパソコンが接続していれば、LAN経由でパソコンとiX1500がつながります。

なので、Wi-Fiが届く範囲であれば、パソコンの近くにiX1500を置かなくてもいいのです。
書類がよく溜まる場所にiX1500を置いておけば、そこでスキャンできるのです。

iX1500が対応しているWi-Fiの種類は、次のとおりです。
おそらくどんなルーターでも接続できるのではないでしょうか。

IEEE802.11a / b / g / n / ac 準拠、周波数帯域:2.4GHz/5GHz

パソコンを立ち上げる必要がない

iX1500は最初に設定しておけば、クラウドストレージにWi-Fi経由で保存できます。
iX1500から直接クラウドストレージに送信できるので、パソコンをわざわざ立ち上げる必要がありません。
パソコンを起動させて、ログインして、アプリを起動して、なんて面倒な手間は必要ありません。

ただし、クラウドストレージに保存するには、あらかじめパソコンの専用アプリ(ScanSnap Home)で設定を登録しておく必要があります。
また、ScanSnap CloudというPFUのサービスを経由しないといけないため、ScanSnapアカウントの登録も必要です。
いったん設定してしまえば、後はパソコンを立ち上げなくても、クラウドストレージに直接保存できます。

対応しているクラウドストレージやクラウドサービスには、次のようなものがあります。

  • Dropbox
  • Evernote
  • Google Drive
  • OneDrive
  • Google Photos
  • Eight(名刺管理)
  • 会計フリー
  • Money Forward クラウド など

ファイル名や保存先を入力する必要がない

スキャンするのにファイル名を入力したり、保存先を指定しなければならないとすると、面倒ですよね。

iX1500の場合、文書を自動で読み取って、日付やタイトルを判断してファイル名を付けてくれます。
2020年4月9日付けの請求書なら、「20200409_請求書」といった形式です。
文書にもよりますが、比較的良い精度で読み取ってくれます。

保存先は、クラウドに保存するならクラウドストレージへ、フォルダに保存するなら指定のフォルダへ保存してくれます。

書類のサイズやカラー・モノクロの判別も自動で行ってくれます。
iX1500は、公称で1分間に30枚の文書をスキャンできます。
速いけれども読み込み精度は比較的高いです。

斜行補正( 斜めになった文書を真っ直ぐにする機能)が掛かっているようで、読み取った原稿が斜めになっていることはほとんどありません。

いまいちな点

金額面では多少お高めなのが玉にきずですね。

それは置くとしても、冊子のマニュアルが付いていないのは、初心者には厳しいですね。
それまでスキャナーを使っていた人なら、設定を調整して、いろいろ試せますが、初めての方には敷居が高いでしょう。

オンラインのマニュアルがあるので、調べられる人なら大丈夫でしょうが。
私の場合、ScanSnap Cloudの設定の仕方が分からなくて、検索してようやく設定できました。
ScanSnap Cloudというアプリではなく、ScanSnap Home内の設定で変更しなければならないのは、ちょっと分かりづらかったですね。

スキャナーのおすすめの使い道

一時期、「自炊」と呼ばれる、書籍をまるごとスキャンすることが流行っていましたが、今ではKindleなど電子書籍が普及したので、需要は減少してそうです。
私自身は、わざわざ本1冊を解体して、スキャンしても、読み返すかどうかも分からないので、自炊に使うことはないと思います。

スキャンに適しているのは、個人的に受け取った文書やビジネス文書などですね。
いつか必要になるかもしれないけど、紙のままで溜めておくと整理できなくなります。
ストレージの容量が増えたので、とりあえずスキャンして保存します。
PDFにしておけば、原本が必要な書類以外は捨ててもいいでしょう。

それ以外のも、パンフレットやハガキ、通知など、もしかしたら必要になるかもという書類はスキャンしておきます。

まとめ

iX1500は書類を大量に管理しなければならない方にとって、簡単にデジタル化できる便利なツールです。
ぜひScanSnap iX1500を導入して、すっきりした机で仕事をしてみてください。
仕事がはかどること間違いないですよ。

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